【WCS07環境】コントロール帝ミラー
ミラー環境の構築がやっと完成したと思えたのでこちらをまとめていきます。
使用可能なカードプールについて
今回のこのWCS2007環境での使用可能カードはFOTBまでとなっており、さらに日本でのみ先行で存在しているカードなどは全て禁止となっています。
ゴーズ、エアーマン、光と闇の竜などプロモーションカードが多いです。
リミットレギュレーションについてですが、禁止カードは日本での2007/3月改定および海外での2007/06改定におけるリスト準拠。
制限および準制限は日本における2007/03改定準拠です。
禁止制限リストは以下よりご覧ください。
遊戯王カードWiki - 禁止・制限カード/2007年3月1日
遊戯王カードWiki - 海外の禁止・制限カード/2007年6月1日
【情報】2007年世界大会禁止カード | 遊戯王フロンティア資料庫
デッキレシピ
クリッターはエラッタ後(フィールドから墓地へ送られた時)です。
レシピ外のカードで採用されることのあったカード
サイバー・フェニックス
コントロール奪取カードなどをケアしつつ破壊時にリソースを増やすことができたため。
今回は能動的にアドバンテージが稼げて、2枚カードガンナーと相打ちを取れるということでデコイチが優先されました。
ハイドロゲドン
「ガジェット」を破壊しつつ追撃やリリース素材の確保ができたため。
採用を悩んでいましたが、墓守の偵察者を突破できない点が評価を落としました。
当時ではエネミー・コントローラーと同時に採用するなどもあり、構築次第では大いにアリかと思います。
畳返し
「帝王」へのメタとして。
ピンポイントメタであり、メインデッキへの採用は当時多くなかったため見送りました。
墓守の番兵
墓守の偵察者のリクルート先として、またカードガンナーに突破されず、リバース効果も有能であるため。
帝王を手札に戻すことができるのは強いが、スロットの都合で優先度的に厳しいと判断したため採用を見送りました。
未来融合ーフューチャー・フュージョン&オーバーロード・フュージョン
エンドカードになりうるため(この環境ではいずれも制限)。
基本戦術
【コントロール帝】という名前の通り、コントロール奪取と帝王の生贄召喚成功時の効果でテンポを取っていくことが勝ち筋につながります。
【04環境】のように1枚でアドバンテージが簡単に取れるカードがそう多くないのも特徴です。
手札の上振れ下振れなどはある程度ありますが、手札リソースと生贄の供給が切れないように、丁寧にプレイしていくことが重要です。
基本的な動き
相手のモンスターのコントロール奪取をしたのち、それを生贄に捧げ帝王を召喚する、または「サイバー・ドラゴン」などを特殊召喚しさらに帝王の生贄召喚を行うなどです。
また、このデッキでは墓地で再利用できるカードは「黄泉ガエル」と「貪欲な壺」のみとなっています。
魔法・罠カードが墓地へ送られるということは、そのカードをケアする必要がなくなるということであり、無意味に「カードガンナー」を使うことは基本的には悪手と言えます。
読みについて
この環境で最も警戒すべき伏せモンスターは「メタモルポット」であると考えています。
魔法罠のデッキにおけるリソースが有限であり、再利用も効かないなど、どれだけ手を作れるかは魔法罠の質に掛かっていると言っても過言ではありません。
伏せの場合の大嵐というリスクもあり、また伏せが増え手札が減った場合の読みなど戦略に幅が生まれているのではないかと思います。
さらに「魔装機関車デコイチ」のリバース効果は普通に強力で、引いた場合ドローするためにセットすることが多いかと思いますが、ATK1400と当時でいうなら【ガジェット】のラインを超えるアタッカーでありました。
攻撃のために普通に召喚するということもプレイのうちに入れるべきであると思います。
そのほかに王道的に強い動きとして「ダストシュート」&「マインドクラッシュ」があります。 先行最強の動きです。
プレイングの例として、上記のレシピとは違うものですが、当時のものを振り返ることができる動画がありますのでそちらも見ていただくと面白いかもしれません。